2015年1月18日(日)、名古屋国際会議場において、国立長寿医療研究センター主催(中日新聞社後援、名古屋国際会議場協力)で、市民公開講座「認知症の予防:発症を抑え、進行を抑えよう」を開催いたしました。厳寒の一日ではありましたが、およそ1000人の聴衆が参加されました。
国立長寿医療研究センター 鳥羽総長の開会の挨拶の後、同センター職員により、認知症の概要ならびに認知症予防の可能性、身体運動による認知症予防の試み、非言語的方法による認知症高齢者との意思疎通とその応用、さらに生活習慣病などに配慮した認知症予防について、最新の研究成果も踏まえた講演がなされました。
またパネルディスカッションでは、参加者から頂戴した質問に対して講師による回答がなされ、認知症高齢者をかかえた家族のあり方などについて議論を深めることができました。
最後に、鈴木研究所長の閉会の挨拶により、盛会裏に終了致しました。
アルツハイマー病に代表される認知症に対しての現在の薬物治療には残念ながら限界があり、様々な手法による認知症予防の可能性に期待が集まっています。国立長寿医療研究センターでは、治療薬・予防薬の開発研究に加え、薬物によらない認知症予防方法の開発を推進しています。加えて、広く国民の皆様に認知症を正しくご理解頂くための活動も展開してまいりたいと考えます。
今後とも、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、この度の市民公開講座にご参加下さいました多くの聴衆の皆様、また開催にご協力下さいました方々に感謝を申し上げます。
ここに開催日を「XXXX年XX月XX日(X曜日)」形式で入力します → 2015年1月18日(日曜日)